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VMN セミナー情報

  • 専門医に学ぶ講演会
  • 科目
開催日: 2013年6月4日(火)

整形外科セミナー2013

講師

林 慶先生
米国獣医外科専門医

演題

膝蓋骨脱臼症

オンデマンド

膝蓋骨脱臼症 Vol.1
  • 整形外科

なぜ、治療しなければいけないのか?なぜ治療しなくてもいいのか?●疫学
遺伝的要因が最も大きい。様々な先天性疾患の中で一番多い。ほとんどのものは先天性。
先天性のほとんどのものは両側性。
様々な仮説はあるが、原因はあまりよくわかっていない。現在は大腿四頭筋機構の異常説が最も有力。
滑車溝の異常があるから脱臼するのではなくて、脱臼しているので滑車溝が育たない。
先天性と言っても必ずしも生まれた時から症状があるわけではなく、成長に伴って顕著になってくるのが一般的。
完全に外傷性に起こることは稀。
小型犬で若齢の犬の内方脱臼が多く、ほとんどの症例は両側性。

膝蓋骨脱臼症 Vol.2
  • 整形外科

●膝蓋骨:力学的考察
なぜ、犬には膝蓋骨が必要なのか? 脱臼しているとダメなのか?
パテラがあることで、大腿四頭筋の伸展機構がスムーズに行われる。筋力の作用が最も有効に働く。●膝蓋骨が滑車上、可動域の全域で安定して作用するためには
大腿四頭筋の起始部、膝蓋骨。膝蓋靭帯、頸骨粗面がほぼ一直線にあることが重要。
加えて滑車溝の適度な震度と、大腿膝蓋靭帯と関節包による膝蓋骨の安定化が補佐的に寄与。●脱臼の機構
直線状に位置関係の異常(不整配置)
原因ははっきりわかっていない。●内方脱臼が起こると、がに股。外方脱臼が起こるとX脚が起こる。
脱臼が起こると二次的変化も多数起こる。

膝蓋骨脱臼症 Vol.3
  • 整形外科

●脱臼の機構
残念ながら不均衡が起こる原因はよくわかっていない。
重度のものは二次的な変形がどんどん進んでしまう。大腿骨のラインがS字状に変形してくる。
筋肉もどんどん変形してしまう。●膝関節が伸展時にあるとき、膝蓋骨は滑車溝の最近位の浅い部分にスライドすることにより
脱臼が起こりやすくなる。

膝蓋骨が悪いと大腿骨も悪いと言われていたが、それは二次的な変化と思われる。

膝蓋骨脱臼症 Vol.4
  • 整形外科

●程度の評価と治療法の決定
2〜4ヶ月齢の幼犬で重度の脱臼と骨格異常(グレード3〜4)を有する例では、骨格がまだ未発達で修正後の力学に適応できる能力を有する時期に、早期治療(矯正)。この時期には頸骨粗面の移植は行わない。
若齢犬、または成犬の、グレード2の膝蓋骨脱臼の場合は、脱臼による跛行の頻度が増加する時期をとらえて適時に手術。
カルテにグレードを記録することは非常に重要。 ●程度の評価と治療法の決定(ビデオ)
グレード4を放置すると治療は非常に困難になる。

膝蓋骨脱臼症 Vol.5
  • 整形外科

●内方脱臼の外科的治療法
内科療法は消炎鎮痛剤を処方するが、運動療法のほうがよくないか?
休ませるよりは積極的に運動したりリハビリのほうがいいと思う。●治療の原理
伸展機構の再配置、滑車溝と膝蓋骨の適合性の向上、膝蓋骨の安定性の向上●伸展機構の再配置
直線上に近い位置関係の整備、内側広筋解放術

膝蓋骨脱臼症 Vol.6
  • 整形外科

●滑車溝と膝蓋骨の適合性の向上
●膝蓋骨の安定性の向上
関節周囲軟部組織の締化

膝蓋骨脱臼症 Vol.7
  • 整形外科

●Case1(動画)
ブロック法、頸骨粗面移植

膝蓋骨脱臼症 Vol.8
  • 整形外科

●Case2(動画)
より重度な状態
基本は頸骨粗面移植、滑車溝を深くする、内側広筋をリリース、外側を閉める。
※膝蓋骨脱臼の手術の成功率は85%。主な合併症は再脱臼。●滑車稜を高くする方法
●両方に脱臼する場合の対処法
●トンネル法

膝蓋骨脱臼症 Vol.9
  • 整形外科

●グレード4 ヨークシャーテリア症例(動画)●質疑応答

動画要約(全文)

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