Home / VMN セミナー情報 / FAST(迅速超音波検査法)オンラインプログラム

VMN セミナー情報

FAST(迅速超音波検査法)オンラインプログラム

FASTVet.comが提供している"FAST"プログラムの日本語版公式オンラインプログラム(日本語吹き替え版)のご案内です。

FASTそしてGlobal FAST®とは、AFAST® (腹部FAST)、TFAST® (胸部FAST)、Vet BLUE® (肺)を統合した超音波診断法であり、獣医師が臨床上の重要な疑問に対する答えを見つけて、より良い結果へとつなげるために、臨床現場で迅速かつ安全に第一線で実施できるスクリーニング法としてFASTVet が開発した検査法です。


TFAST® (胸部FAST)オンライン 日本語版がスタートしました! NEW

TFAST® (胸部FAST)オンラインプログラムは、FASTVet.com が提供している胸部超音波診断プログラムであり、VMNが日本語吹き替え版を制作・提供しております。



TFAST® オンライン受講に関するご案内、申込みはこちらから。

※ AFAST® とTFAST® は、どちらが先でも順番を問わず受講いただけます。


AFAST®(腹部FAST) 、TFAST®(胸部FAST) 、Vet BLUE® (肺)を統合したGlobal FAST® は、獣医師にとってどう役立つのか?


AFAST® 、TFAST® 、Vet BLUE® を統合したGlobal FAST® は一つの獣医学超音波検査法として身体検査の延長で行う検査であり、臨床獣医師にとって新しいコア・スキルとなります。

FAST を日々の診療で実施することで以下の様な迅速な診断計画の技術や評価スキルが得られ、獣医師にとっても患者にとっても理想的な診療スタイルを目指すことができます。

・次に進むべき最適な診断検査を素早く決断できる。
・ゴールドスタンダードの検査まで、患者の生命をより良い状態で維持できる。
・ゴールドスタンダードの治療まで、患者の生命をより良い状態で維持できる。
・異常を“見る”ことで、根拠に基づいた情報をより正確に提供する。


FASTVet x VMN は、みなさまがGlobal FAST®を習得し、その臨床的意義を理解できるよう全力を尽くします!

Global FAST® では動物を立位で15箇所を5〜15分程度で診断。
毛刈りは不要 です。


FASTとは、Focused Assessment with Sonography for Trauma (超音波による外傷の迅速評価)という超音波検査名を略して頭文字で表したもので、トリアージや介入後のスクリーニング検査法として、1990年に人の外傷外科医によって生まれました。その後すぐに、非外傷(トリアージ)とモニタリング(トラッキング)に対する医療現場での画像検査ツールへと形を変えていきました。

FAST“T3”とは、外傷(Trauma)、トリアージ(Triage)、トラッキング(Tracking)(モニタリング)へと適用を拡大したパラダイムの変化を表し、2005年にFASTVetが確立したアプローチです。

 

聴診器?血液検査?X線検査?そんな時、まず超音波プローブを当てるのがFASTです!FASTは救急のための診断技術だけでなく、身体検査にも有効なツールなのです。

えっ、そんなバカな・・・と思われた方や、「FASTって聞いたことあるけど救急向けでしょ?」と思われている獣医師の方々へ。実はFASTは、身体検査に非常に有効なツールです。
Global FAST® を学ばれたあとには、超音波診断でどこまで分かるのか驚かれること間違いなしです。

来院した患者さんの状態があまり良くない。そこで直感的に最初にどの検査を考えますか。従来なら、まず聴診・採血をして、それからX線検査...... そんな流れが思い浮かぶかもしれません。

しかしそんな時、まず超音波プローブを当てることから始めるのがGlobal FAST® です。Global FAST® は、AFAST® (腹部)、TFAST® (胸部)、Vet BLUE® (肺)から成る、迅速超音波検査技術です。Global FAST® により、迅速かつ低侵襲的に、患者の状態を評価し、的確な追加検査や治療の選択に繋げることが可能となります。

そしてついに日本の獣医師の先生方に、Global FAST® を日本語で学んでいただけるようになりました。VMNは米国のFASTVet.comと連携し、FASTVet.com が獣医師向けに開発した Global FAST® のプログラムを順次日本語化しております。AFAST® (腹部)の公開に続き、この度TFAST® (胸部)が公開となりました。(※VetBlue® は現在制作中) 獣医学分野での身体検査の可能性を広げ、新たなコアスキルとなるGlobal FAST® をぜひ学んでみませんか?



FASTVet.comの創設者

Dr. Gregory R. Lisciandro, DVM, Dipl. ABVP, Dipl. ACVECC

ABVP(米国獣医臨床医会)認定専門医、そしてACVECC(米国獣医救命救急学会)認定専門医であるDr.グレゴリー・R・リシアンドロは、コーネル大学獣医学部卒業後、ニューヨーク・アニマルメディカルセンターで小動物内科・外科学のローテーション制インターンシップ、テキサス州サンアントニオのペット救急センターでは救命救急治療のレジデント課程を修了しました。

Dr.リシアンドロは30年の獣医師キャリアのうちほぼ半分は一般診療に、その後半分は救命救急診療に携わり、当初は救急科担当医でしたがのちに臨床専門医になりました。彼は一般診療をしていた時期全般と救急科に勤務してから3年までは、超音波を使用していませんでした。

“僕は1999年に腹部超音波初級コースを受けましたが内容があまりにも膨大でした。ですから、超音波が自分にとってコア・スキルになるとは全く思えなかったのです。でも、FAST検査なら臨床的に役立ちそうだし、当初の検査は4種類の画像を使用するだけだったので、「なんだ、4つの画像なら覚えられるぞ!」と思いました。その結果、超音波を行わないことで、自分が毎日見何を落としてきたのかを悟り、愕然としました。”

Dr.リシアンドロが関心を寄せたのは、最善の獣医療を提供するには臨床上の重要な疑問に対する答えを直ちに見つけることで、そのためにはFASTと臨床現場で行う超音波検査(point-of-care ultrasound)を統合させることでした。そうして彼が開発し、発表してきたものが、目的臓器アプローチによるAFAST® 、AFAST® 応用腹水スコアリングシステム、気胸、胸水、心膜浸出液のためのTFAST® とそれによる心エコー画像ならびに血液量状態の評価法、そして最も新しいものは、初の先行型である局所パターンに基づいた肺の超音波検査法で、Bラインスコアリングシステムと肺の視覚言語を提供するVet BLUE®です。

Dr.リシアンドロは毎年、医師向けのTRISAT(The Trauma Institute of San Antonio:サンアントニオ外傷学会)クリティカルケア・ウェブキャストシリーズやテキサス州全土のレベルⅠ外傷センターで特別講師を務め、そのほか様々な大学の獣医学部や医師らと共同研究も行っています。現在、査読付き論文でGlobal FAST® アプローチの裏付けとなった臨床関連研究は18編を超えています(https://fastvet.com/publications-references-validating-fastvet-techniques/)。

2014年にはWiley©社からFocused Ultrasound Techniques for the Small Animal Practitionerという成書が出版され、彼はその編集者であり章を提供する著者でもあります。本書は英語、スペイン語、ギリシャ語、日本語、中国語、ポーランド語の6ヶ国語に翻訳されており、2021年には同じくWiley©社から第2版も発売されます。

彼はアメリカ合衆国全土、カナダ、メキシコ、ヨーロッパ、南米、中東などを含む12ヵ国の獣医師を対象に講義と教育を続け、International Veterinary Point-of-Care Ultrasound Society (国際獣医POC超音波学会:IVPOCUS, IVPOCUS.org )の会長としてこの心躍る新境地で獣医学をリードしています。

Dr. Stephanie Lisciandro, DVM, Dipl. ACVIM (Small Animal Internal Medicine)

ACVIM認定専門医(小動物内科学)であるDr.ステファニー・リシアンドロはテキサスA&M大学獣医学部を卒業し、ニューヨーク、アニマルメディカルセンターでは小動物内科・外科学のローテーション制インターンシップを修了しました。ジョージア州ロズウェルの一般診療所で1年を過ごした後、ニューヨーク、アニマルメディカルセンターで内科のレジデント教育を受けました。これまでの研究課題は心臓病学と胃腸学であり、その後も専門病院の内科医やモバイル型超音波装置の特別顧問として、さらに遠隔治療にも力を注いできました。Dr.ステファニー・リシアンドロは現在、テキサス州フォートワースのOncura Partners社で内科医長を務めています。

“私は25年前にレジデント教育課程を修了して以来ずっと、包括的な腹部超音波検査や詳細な心エコー図検査、超音波ガイド下による処置に携わってきました。しかし、グレゴリーがFASTを学び始めたときは、超音波の新たな領域となるFASTをなかなか受け入れることはできませんでした。それから間もなく、私は日々の診療の中でGlobal FAST® の重要性を理解することができました。たとえば、自分が適切な順序で正しくその体腔を検査できるように構成されていることや、常に動物を安全に保定しているか確認できることです。 それだけでなく、X線画像で疑わしい病変や隠れている問題を検出するには、Vet BLUE®が非常に大きい影響力を持つことも実感しました。私の複数の紹介病院でもGlobal FAST® を実践するための教育を行い、飛躍的に忙しくなりました。小動物獣医療の向上にとって、これはまさにゲームチェンジャーです。”

FAST関連セミナー お申込みの流れについて

1. お申込み

WEBサイトから:
FASTオンラインプログラム 日本語版はオンラインにて受講いただけます。
常時お申込みを受付けておりますので、ボタンを押して申込フォームからお申込みください。

メールから:
お問合せは常時お受けいたしております。
ご不明な点がございましたらこちらからご質問ください。

2. 参加確認メールご送付

参加概要やお支払いの方法を記載した参加確認のメールをお送り致します。

3. 参加費お振込み

参加費は事前振込みとさせていただきます。
お振込み等の詳細は参加確認のメールをご参照ください。

受 講

AFAST® (腹部FAST)オンラインコース

 

AFAST® (腹部FAST)オンラインコースとは

AFAST® (腹部FAST) オンラインコースは、⾃分のペースで進めることができる収録済みのオンライン講義です。※セミナーは日本語での吹き替えとなります。

AFAST® (腹部FAST)を学ぶことで次のスキルを得ることができます。

AFAST® (腹部FAST)の目的

• 画像取得
• 各AFAST® 画像の落とし穴とアーチファクトを理解する
• 腹水スコアの算出法を習得する
• 腹水スコアリングシステムの意思決定への活用法を習得する
• 血液量の状態の評価法を習得する
• AFAST® 実施時の心膜液および胸水の診断法を習得する
• 目的臓器アプローチとその限界を理解する
• 日常診療する様々な動物にAFAST® と腹水スコアを適用する


※各モジュールの受講後、クイズに80%以上正解すると次のモジュールに進むことができます。
※各モジュールの試験は5回までしか受験できません。5回で合格できない場合には終了時の修了証書が取得できませんのでご注意ください。
※すべてのモジュールでのクイズに合格することで修了となり、TFAST® 証明書を発行します。
※AFAST®の視聴期間は1年間となります。その間にすべてのモジュールを完全に修了していただくようにお願いします。

AFAST® の利点

AFAST® は迅速で、放射線を使用しない、動物への負担が少ない(最小限の保定)検査であり、目の前にいる動物から直接、リアルタイム(即時)の情報が得られます。適切なトレーニングを受けて最小限の経験を積めば、 AFAST® 検査は3分で終了できるようになります。

AFAST® は腹水の有無を判定するだけでなく、AFAST® 腹水スコアリングシステムを適用すれば半定量的評価も行えます(パート2のブログを参照のこと)。さらに、身体検査や血液・尿検査、単純X線検査では疑いにとどまっていた、または完全に見落としていた多くの軟部組織異常が、AFAST® 検査中に検出されています(表を参照のこと)。
AFAST® および軟部組織異常に対する目的臓器アプローチ
横隔膜肝臓画像(DH)
肝臓:
腫瘤、嚢胞、不均質なエコー源性
胆嚢:
沈殿物、胆泥、粘液嚢腫、壁の異常、総胆管拡張
後大静脈と肝静脈:
拡張、糸状虫、血栓、腫瘤
肺:
B-ライン、硬化徴候
脾臓腎臓画像 (SR)
左腎:
石灰沈着、欠席、腎盂拡張、水腎症、腎皮質嚢胞、腎周囲嚢胞、尿管拡張、腎皮質梗塞、腫瘤
脾臓:
腫瘤、不均質なエコー源性 (リンパ腫、捻転)
後腹膜腔:
腫瘤、血栓、遊離エア
膀胱結腸画像 (CC)
膀胱:
沈殿物
結石
血栓
腫瘤
子宮:
液体充満 (蓄膿、留水、粘液症)
妊娠
尾側腹腔腫瘤
脾臓小腸臍部画像 (SIU)
脾臓:
腫瘤、不均質なエコー源性 (リンパ腫、捻転)
小腸:
イレウス、重責および拡張壁の異常
腫瘤
中腹部腫瘤
胃拡張
肝腫大
脾臓集中画像
脾臓:
腫瘤、不均質なエコー源性 (リンパ腫、捻転)
肝臓腎臓第5ボーナス画像
右腎:
石灰沈着、結石、腎盂拡張、水腎症、腎皮質嚢胞、腎周囲嚢胞、尿管拡張、腎皮質梗塞、腫瘤
肝臓:
腫瘤、嚢胞、不均質なエコー源性
当資料は John Wiley & Sons, Inc., Point-of-Care Ultrasound Techniques for the Small Animal Practitioner, Wiley ©2014,2021 and Greg Lisciandro, Hill Country Veterinary Specialists and FASTVet.com ©2020の許可を得て複製しました。
AFAST® のアドオンスキルには、後大静脈と肝静脈の分類(動物の血液量状態)、気腹症の検出(遊離エア)、胃腸管運動性の評価(イレウス)、腹腔内および後腹膜構造全体の拍動血流の評価(生存性、捻転、血栓)があります。



AFAST® (腹部FAST): オンラインコース1から


セミナー名
AFAST® (腹部FAST)オンラインコース
講師
Dr. Gregory R. Lisciandro, DVM, Dipl. ABVP, Dipl. ACVECC
参加対象者
獣医師
カリキュラム
 

AFAST® 2020年版の項目:AFAST® オンラインコース・カリキュラム(1モジュール = 1〜1.5 時間)


Module 1- FASTの歴史と概要
Module 2- AFAST® の臨床適用と腹水スコアリングシステム
Module 3- 横隔膜-肝臓(DH)画像 ‒ 画像取得とそのポイント、落とし穴、アーチファクト
Module 4- 脾臓-腎臓(SR)画像 ‒ 画像取得とそのポイント、落とし穴、アーチファクト
Module 5- 膀胱-結腸(CC)画像 ‒ 画像取得とそのポイント、落とし穴、アーチファクト
Module 6- 肝臓-腎臓(HR)画像 ‒ 画像取得とそのポイント、落とし穴、アーチファクト
Module 7- 偶発的および予想外の所見に関するケーススタディ
- AFAST® とそれによる目的臓器アプローチ
Module 0- サプリメンタルモジュール
- AFAST® の方法と目的臓器アプローチについて

セミナー動画は日本語吹き替え版となります。

AFAST® オンラインセミナーの視聴期間は1年間となります。

AFAST® とTFAST® は、どちらが先でも順番を問わず受講いただけます。


※ FASTの発音については講師の発音を踏襲してファーストとしている部分がありますが、
今後「ファスト」に統一致します。

参加費
VMN有料会員 : VMN有料会員 院長がVMN有料会員である病院の獣医師
VMN非会員  : VMN会員ではない方 VMN無料会員 試行会員 学生会員

※ 受付日までにVMN有料会員登録をされた場合は会員料金にて受講頂けます。
  この機会に、ぜひご登録ください。

オンライン受講料
お申込み
  • 受講お申込み


TFAST® (胸部FAST)オンラインコース NEW

 

TFAST® (胸部FAST)オンラインコースとは


TFAST® (胸部FAST)オンラインコースは、⾃分のペースで進めることができる収録済みのオンライン講義です。※セミナーは日本語での吹き替えとなります。

TFAST® (胸部FAST)を学ぶことで以下のスキルを得ることができます。

TFAST® (胸部FAST)の目的

• 画像の取得
• TFAST® 画像の落とし穴とアーチファクトを理解する
• TFAST® 心エコー基本画像の描出法を取得する
• TFAST® 心エコー基本画像から得られる情報を理解する
• 心膜浸出液の正確な診断法を習得する
• 胸水の正確な診断法を習得する
• 気胸の正確な診断法を習得する
• ラングポイントを利用した気胸の確定、モニター、重症度の評価法を習得する
• 後大静脈と肝静脈の分類による血液量状態の評価法を習得する
• TFAST® のX線画像を超える利点を理解する
• 心臓および胸腔内異常を検出するための TFAST® 目的臓器アプローチを理解する
• 身体検査の延長として毎日多数の動物にTFAST® を適応すべき理由を理解する


※各モジュールの受講後、クイズに80%以上正解すると次のモジュールに進むことができます。
※各モジュールの試験は5回までしか受験できません。5回で合格できない場合には終了時の修了証書が取得できませんのでご注意ください。
※すべてのモジュールでのクイズに合格することで修了となり、TFAST® 証明書を発行します。
※TFAST®の視聴期間は1年間となります。その間にすべてのモジュールを完全に修了していただくようにお願いします。

TFAST® (胸部FAST)の利点

  • TFAST®は迅速に、放射線を使用せずに実施できます。 特に動物の状態から移動やX線検査が非常に危険な場合、動物への負担が少なく(最小限の保定)その場でリアルタイム(即時)の情報が得られます。適切なトレーニングと最小限の経験を積めば、3分以内でTFAST®検査を終了できます。
  • 心膜浸出液(PCE)の検出にはTFAST®がゴールドスタンダードであることにほぼ間違いありません。また、我々の査読付き研究論文から、X線画像は信頼性が低いことが証明されています。
    ※ PCEの正確診断におけるTFAST®の鉄則をきちんと守れば間違いを起こすことは回避できます。
  • TFAST®はたとえ少量の胸水(PE)でも検出できる効果的な画像検査法であり、X線画像よりも優れている場合があります。 しかし、PEは特定の部位に限定して収容されるわけではなく、また、胸腔内の別々の領域に区画化してしまうため、PCEとは大きく異なります。
    ※ PCEの正確診断におけるTFAST®の鉄則をきちんと守れば間違いを起こすことは回避できます。
  • TFAST®横隔膜肝臓(DH)画像はPEおよびPCEを迅速にスクリーニングするだけでなく、心エコー図に関する情報が得られ、肺、肝臓、胆嚢の異常や腹水を検出することもできます。また、後大静脈と肝静脈を分類して血液量状態を知るためにも使用します。
  • TFAST®による基本的心エコー図検査では、容積と収縮性の異常、左心および右心の問題、肺動脈と左室流出路の異常、心臓関連性腫瘤についてスクリーニングできます。
  • TFAST®は気胸を迅速に検出できます。また、ラングポイントを見つけることで気胸の程度を評価し、モニタリングツールとしても利用することができます。
    ※ 胸腔内で、液体が充満しているためPEやPCEと間違える可能性のある主要構造は唯一、その動物の心臓です。心腔をPEやPCEと見誤ることは、目の前の動物の心臓を穿刺するという最悪の間違いにつながる危険性があります。


セミナー名
TFAST® (胸部FAST)オンラインコース
講師
Dr. Gregory R. Lisciandro, DVM, Dipl. ABVP, Dipl. ACVECC
参加対象者
獣医師
カリキュラム
 

TFAST® の項目:TFAST® オンラインコース・カリキュラム(1モジュール = 1〜2 時間)


Module 1- TFAST® 概要:胸部検査の5画像
Module 2- TFAST® 右側・左側心周囲位置画像
Module 3- TFAST® 心膜浸出液の正確な診断法
Module 4- TFAST® 胸水の正確な診断法
Module 5- TFAST® チェストチューブ位置、気胸、ラングポイント
Module 6- TFAST® 症例ベースの応用編 パートⅠ
Module 7- TFAST® 症例ベースの応用編 パートⅡ
Module 0- サプリメンタルモジュール - TFAST® の実施法

セミナー動画は日本語吹き替え版となります。

TFAST® オンラインセミナーの視聴期間は1年間となります。

TFAST® とAFAST® は、どちらが先でも順番を問わず受講いただけます。



参加費
VMN有料会員 : VMN有料会員 院長がVMN有料会員である病院の獣医師
VMN非会員  : VMN会員ではない方 VMN無料会員 試行会員 学生会員

※ 受付日までにVMN有料会員登録をされた場合は会員料金にて受講頂けます。
  この機会に、ぜひご登録ください。

オンライン受講料
お申込み
  • 受講お申込み

FASTのプログラムあるいは視聴について、何かご不明な点がございましたら
VMNサービス事務局 セミナー専用メールアドレス(seminar@vmn.ne.jp)までお問合せください。

ご注意

ペット・ベット社が提供している FASTVet.com "FAST" オンラインプログラム 日本語版は、小社が FASTVet.com から正式に許諾を得て、日本で公開している唯一のオンラインプログラムとなります。プログラムの内容・シラバスのコンテンツ等の著作権は全て FASTVet.com に属します。 FASTVet.com の許可なくこれらを利用することは著作権に抵触しますのでご注意ください。