VMN セミナー情報

知って得するセミナー 本阿彌 宗紀先生の整形外科シリーズ「手術しないからこそ知っておくこと!手術するなら必ず知っておくこと!」
本阿彌 宗紀先生の整形外科シリーズ「手術しないからこそ知っておくこと!手術するなら必ず知っておくこと! < 診断学編 > では、なかなか総合的に学ぶ機会が得難い「整形外科の診断学」をじっくりとご講演いただきました。

「触診の細やかなテクニック」等もビデオで詳細に解説してくださっています。
春に再開予定の「治療学」のセミナーの前に、ぜひ復習してみることをお勧めいたします。

今回は、セミナーの各回のクイズもまとめて掲載しています。
気になるトピックの動画アーカイブやクイズをぜひチェックしてみてください。

専門医に学ぶ講演会
  • 知って得するセミナー
  • 科目

VMN セミナー問題

  • ① 次のうち正しいものはどれか
    ×
    答え:C
    A. ×→患肢から一番遠い肢から行うのが基本
    B. ×→どのような症例でも筋肉量の評価を行い、慢性経過なのか急性なのかを推定する
    C. ○
    D. ×→頭が上がった時についている肢が異常である(ヘッドボビング)
    E. ×→前十字靭帯ではなくアキレス腱
  • ② 次のうち誤りはどれか
    ×
    答え:C
    立位で曲がっている関節は伸ばすと痛みを誘発しやすく、立位で伸びている関節は曲げると痛みを誘発しやすい。肩関節は立位で曲がっている関節なので、伸展させると痛みが誘発しやすい。
  • ③ 本症例はグレートピレニーズの1歳齢である。この立位の姿勢から最も考えられる疾病を選択せよ
    〈考えられる疾病〉
    ×
    答え:D
    本症例は両側膝蓋骨外方脱臼(G3)と診断された。足の幅を見ると後肢間の幅が狭く、前肢間の幅が広いため、両側性の後肢の疾患を疑う。さらに腰が下がり、膝関節が屈曲し足根関節が伸展している特徴的な姿勢は両側性かつ高グレード(G3-4)の膝蓋骨脱臼でよく認められる姿勢である。さらに、後肢の足先が外側を向いているため、外方脱臼が強く疑われる。
  • ④ 症例はミニチュア・ダックスフンド、8歳齢である。最近元気がなく、抱いたときにキャンと鳴き、体のどこかを痛がるとの主訴で来院した。立位の姿勢を見ると両側の手根関節がやや外反し、過伸展していることに気付いたため、飼い主に確認したところ、数ヶ月前から徐々に向きが変わってきたとのこと。これらの所見から最も疑わしい疾患を選択せよ。
    ×
    答え:A
    疫介在性多発性関節炎に特徴的な初期の症状である。初期には関節疾患としての特異的な所見に乏しいため、注意深く診断を進める必要がある。確定診断にはレントゲン検査や関節液検査、血液検査が必要である。
問中 問 正解でした
作成者:赤池 柳、監修:本阿彌 宗紀
専門医に学ぶ講演会
  • 知って得するセミナー
  • 科目

VMN セミナー問題

  • ① 次のうち正しいものはどれか (複数回答可)

    ×
    答え:B、D
    A. × 股関節の腹側脱臼では大転子は触れなくなる
    B. ○
    C. × 股関節可動域は腸骨翼と坐骨結節が成す直線と大腿骨の角度で計測するため、股関節を伸展しすぎてしまうと、仙腸関節も伸展され正しい評価はできなくなる
    D. ○
    E. × 股関節を内旋しながら伸展させることで誘発される痛みは股関節ではなく、腸腰筋の痛みの可能性が高い
  • ② 次のうち正しいものはどれか (複数回答可)

    ×
    答え:A、B
    A. ◯ 外側腓腹筋種子骨を大幅に掴んでしまうと、総腓骨神経の痛みを誘発しやすい
    B. ◯ 足根関節の屈曲痛は股関節や膝関節の痛みも誘発される可能性を考慮しなければならない
    C. × 内側半月は起始部・停止部共に脛骨であるため、大腿骨と脛骨に不安定性が生じた場合に挟まれやすくなってしまう
    D. × 膝関節内側に硬い腫瘤として触知される
    E. × 膝蓋骨を整復してから検査をすることで、膝の不安定性だけを評価することができる
  • ③ 足根関節の内外側側副靭帯 長頭の解剖、触診について正しいものを選択せよ
    〈解剖〉
    起始部
           
    停止部
           
    〈触診〉

    ×
    答え:A、H、I、K
    内外側側副靭長頭は下腿骨ー踵骨、足根骨を繋ぎ、触診では足根関節完全伸展位で内外転させることにより、痛みや緩みを検出する
  • ④ 次のうち正しいものはどれか (複数回答可)

    ×
    答え:A、C、D
    A. ○
    B. × 完全伸展させると脱臼しやすくなる
    C. ○
    D. ○ ボールやフリスビーなど切り返す動作を頻繁にする犬で多く見られる
    E. × トイ・小型犬種では脛骨が前方に変位している場合が多い
問中 問 正解でした
作成者:赤池 柳、監修:本阿彌 宗紀
専門医に学ぶ講演会
  • 知って得するセミナー
  • 科目

VMN セミナー問題

  • ① 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:B
    A. × 約30°である
    B. ○
    C. × 外側側副靭帯が損傷された場合、内反させた時に緩みが検出される
    D. × 落下などの外傷後に多い
    E. × 手根関節の伸展角度は、他の関節と比べ196°と大きい
  • ② 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:B
    A. × 猫では上腕骨−尺骨を結ぶ靭帯がより発達している
    B. ◯
    C. × 肘関節の側副靭帯の緊張度を調べる方法
    D. × 症例のシグナルメント、再現性のある内側鉤状突起領域の圧痛、肘関節の伸展時疼痛(内旋させながらの伸展時疼痛も含む)が組み合わさった場合に強く疑う
    E. × 正常猫のキャンベルテストの回外させた時の角度は約110°である
  • ③ 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:B
    A. × 肩甲骨関節窩が上腕骨頭に対して小さいため不安定である
    B. ◯
    C. × 約30°でロックされる
    D. × 肩関節の頭側縁をしっかりと抑える
    E. × 内方への不安定症が多い
問中 問 正解でした
作成者:赤池 柳、監修:本阿彌 宗紀
専門医に学ぶ講演会
  • 知って得するセミナー
  • 科目

VMN セミナー問題

  • ① 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:C
    A. × 鎮静下での撮影が望ましい
    B. × 片側ずつ2方向で撮影する
    C. ○
    D. × 照射野は必要最低限に絞る必要がある
    E. × 一次放射線の被曝はあってはならない
  • ② 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:D
    A. × 肘関節頭尾側斜位像を撮影すると良い
    B. × 対側肢は尾側に引くようにする
    C. × これに加え肘関節屈曲位側面像も必要になる
    D. ◯
    E. × 肘関節屈曲位側面像が適切である
  • ③ 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:D
    A. × 肘関節と手根関節がそれぞれ頭尾側像になるように撮影する
    B. × 関節とプレートにあわせてそれぞれ2方向撮影する
    C. × 最も長くなるように撮影する
    D. ◯
    E. × 副手根骨が最も小さくなるポイントで撮影する
問中 問 正解でした
作成者:赤池 柳、監修:本阿彌 宗紀
専門医に学ぶ講演会
  • 知って得するセミナー
  • 科目

VMN セミナー問題

  • ① 次の単純X線検査所見のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:E
    A. × 内旋
    B. × 股関節屈曲位腹背像
    C. × 股関節側面斜位像
    D. × 拡大が起こる
    E. ○
  • ② 次の単純X線検査所見のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:D
    A. × 長官骨骨幹部の骨髄腔や栄養孔周囲のX線不透過性亢進領域が認められる
    B. × 中央には位置せず、踵骨隆起の内側縁が中央に位置する
    C. × 左右差の確認が大事なので、必ず正常肢側も同じ力でストレスをかけ撮影する
    D. ◯
    E. × 関節は超えない
  • ③ 次の単純X線検査所見のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:C
    A. × 必ず触診で確認し、X線検査では骨変形の有無を確認することが重要
    B. × 前方変位
    C. ◯
    D. × 腰を少し浮かせて撮影する
    E. × 膝窩筋が緩み種子骨は変位する
問中 問 正解でした
作成者:赤池 柳、監修:本阿彌 宗紀
本阿彌 宗紀先生の整形外科シリーズ
  • 知って得するセミナー
  • 科目

VMN セミナー問題

  • ① 次のうち高エコーに描出されるものの組み合わせとして、正しいものはどれか
    • A. 関節軟骨
    • B. 筋膜
    • C. 繊維軟骨(半月板)
    • D. 骨
    • E. 神経繊維束

    ×
    答え:エ
    A. × 関節軟骨は低エコー像として描出される
    B. ○ 筋膜と筋周膜は高エコー像、筋繊維は低エコー像として描出される
    C. ○ 繊維軟骨(半月板)は高エコー像として描出される
    D. ○ 骨は高エコー像として描出される
    E. × 神経繊維束が低エコー像、神経周膜や神経上膜は高エコー像として描出される
  • ② 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:C
    A. × 初期の腫瘤性病変や、骨破壊などを確認できる場合がある
    B. × 肩関節を少し外旋させる
    C. ○
    D. × 上腕骨頭の離断性骨軟骨症(OCD)
    E. × 上腕二頭筋腱短軸像
  • ③ 次の単純X線検査所見のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:D
    A. × 肘関節を90°にした状態でプローブを当てる
    B. × 第3中手骨に停止する
    C. × 正常であれば内側鉤状突起はスムースで、橈骨との境界を見つけにくいので、注意深く観察する必要がある
    D. ○
    E. × 伸展させると停止部である肘頭との間に隙間(滑液包)が形成される
問中 問 正解でした
作成者:赤池 柳、監修:本阿彌 宗紀
専門医に学ぶ講演会
  • 知って得するセミナー
  • 科目

VMN セミナー問題

  • ① 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:C
    A. × 大転子を触知しながら、プローブを当てると良い
    B. × 先端も消失していることが多い
    C. ○
    D. × 内側側副靭帯をランドマークに、そのわずか尾側にプローブを当て描出する
    E. × 背側領域のみ観察可能
  • ② 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:C
    A. × 膝関節をしっかり屈曲させる
    B. × 前十字靭帯が膨隆するような所見を示すのが特徴的である
    C. ◯
    D. × 膝関節内の関節液は伸展位の方が確認しやすい
    E. × 膝蓋靭帯の長軸断像のポジションから、5〜10°プローブを回転させると良い
  • ③ 次のうち正しいものはどれか

    ×
    答え:B
    A. × 足根関節の背側長軸像が足根関節の関節液貯留を検出しやすい
    B. ◯
    C. × 膝関節を90°にし、足根関節のみを屈曲させると良い
    D. × エコーパッドを用いてエコー上でストレスを加えることにより、関節間の緩みが検出できる場合がある
    E. × 腓骨の外果をランドマークにする
問中 問 正解でした
作成者:赤池 柳、監修:本阿彌 宗紀
専門医に学ぶ講演会
  • 知って得するセミナー
  • 科目

VMN セミナー問題

  • ① 次のうち、誤っている文章はどれか

    ×
    答え:C
    A. ○
    B. ○
    C. × CT検査では関節軟骨の描出は困難である
    D. ○
    E. ○
  • ② 次のうち、誤っている文章はどれか

    ×
    答え:C
    A. ◯
    B. ◯
    C. × 単純X線検査では描出できない時期があるため、疑わしい場合にはCT検査や関節鏡検査に積極的に進むべきである
    D. ◯
    E. ◯
  • ③ 次のうち、正しい文章はどれか

    ×
    答え:D
    A. × Fat pad signや脛骨前方変位があれば暫定診断は可能だが、靭帯自体の評価は行えないため、確定診断は困難である
    B. × 部分断裂の評価も可能である。また、前十字靭帯に異常がないと判断できれば、そのほかの関節疾患を疑い、精査することができる
    C. × 高磁場MRIで、ある程度の体格があれば詳細な評価が可能であるが、小型犬の場合には詳細に評価できる画像を得ることは難しい
    D. ○
    E. × 超音波検査の方がより詳細な評価が可能である
問中 問 正解でした
専門医に学ぶ講演会
  • 知って得するセミナー
  • 科目

VMN セミナー問題

  • ① 次のうち、誤っている文章はどれか

    ×
    答え:A
    A. × 神経疾患においても脊髄や末梢神経の疼痛により跛行を呈することがある
    B. ○
    C. ○
    D. ○
    E. ○
  • ② 次のうち、誤っている文章はどれか

    ×
    答え:C
    A. ○
    B. ○
    C. × エコー検査では腋窩の深い部位の描出は困難である。さらに脊柱管内への浸潤の有無が治療方針に大きく影響するため、MRIは必須の検査である
    D. ○
    E. ○
  • ③ 次のうち、正しい文章はどれか

    ×
    答え:C
    A. × 坐骨神経障害
    B. × 股関節形成不全は無症状であることが多く、股関節に明らかな疼痛がなければ馬尾症候群が責任病変である可能性が高くなる
    C. ○
    D. × 末梢神経の走行をイメージし、末梢神経自体の圧痛や伸展させた時の疼痛があれば末梢神経疾患を疑うことができる
    E. × 外側型椎間板ヘルニアの場合には片側の神経根のみの圧迫となり、後肢跛行を呈することがある
問中 問 正解でした
整形外科シリーズセミナー
本阿彌 宗紀先生の「手術しないからこそ知っておくこと!手術するなら必ず知っておくこと!」の整形外科学シリーズセミナーは、「診断学」と「治療学」の前半・後半に分かれ、整形外科の基本からアドバンスまでをじっくり学んでいただくことをテーマにしております。

ライブ放送終了後には、フォローアップのための「専用質問ボード」を設置していますので、アーカイブ動画を観た後に浮かんだ疑問も、本阿彌先生に質問が可能です。

セミナーを視聴して、得た知識を実際の診療に取り入れてみて、また疑問があれば専用質問ボードで質問して解消する…そんな参加型のセミナーを目指しています。

VMN セミナーに関するお問合せ
不明な点がございましたら、
お問合せよりご質問ください。